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▼竜が沼の淵に潜むのは、時期を待ち天に昇らんがため。 |

劉邦が建て、600年の栄華を誇った漢大帝国も
秦と同じ末路を歩みだしていました。
皇帝の力は弱まり、権力を握った宦官が税で私腹を肥やす中央政府。
次第に経済は困窮し人民は不満を募らせていました。
そんななか太平道の教祖、張角は多くの信者を集め中央政府に反旗をひるがえします。
「蒼天すでに死す 黄天まさに立つべし」をスローガンに勢力は中国全土に拡大。
やがて中国は、戦国時代へと突入します。
劉備玄徳はムシロ売りの貧しい少年でしたが
母親からは漢の景帝の末裔であると言い聞かされて育ちました。
漢が滅びようとする世紀末の乱世に劉備は関羽と張飛とに出会います。
劉備の魅力に惹かれた関羽と張飛は、
「我ら3人生まれた日は違えど死ぬ日は同じ日を願わん」という
桃園の誓いを結び、劉備を皇帝の器と見込んで共に天下を獲ろうと誓いました。
やがて中国を3分して天下を争うまでの勢力を持つ劉備ですが
若いころは国を持たずに流浪の苦しい生活を送っていました。
しかし、常に大きな野望だけは心に秘めながら。
諸国を渡り歩いていた劉備が
廃寺に身を潜めてた時に張飛をなだめた言葉がこれです。
「竜が沼の淵に潜むのは何のため
時期を待ち天に昇らんが為であろう」
今、辛く苦しい思いをしているのは
いずれ成功して目的をかなえるためであろう
三国志は新社会人に読ませたい本ランキングの1位になるほど
学ぶべき教訓の多い作品です。
特に横山光輝の三国志は読みやすくてとてもお薦めです。
はじめて出会ったのは高校のときでしたが
それ以来何十回と読み返してきました。人生のバイブルになってくれる本です。
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